大学ぼっちの入学式
~大学ぼっちになる前のおはなし~
今回は私の大学の入学式を振り返ってみようと思います。現在絶賛大学ぼっちの私ですが、入学式前後はどのような生活を送っていたか、思い出せる限りお話します。
まず、入学式に先立って、「科目登録ガイダンス」といったものが3月末に行われた気がします。勿論それ以前に大学の人と連絡を取ることもなく、中学・高校の先輩なども同大学にはいなかったので、一人で会場まで向かいました。
会場に着くと、4月から同じ学部の生徒になる学生たちがズラリと並んでおり、中にはすでに顔見知りのような間柄の学生もいました。同じ高校だったのか、それとも入学前の学部LINE(あるのかな?)で知り合ったのか、そこまでは存じ上げません。結局私は、ガイダンスで話を聞くだけ聞いてさっさと帰りました。「まぁここで誰かと話してもしょうがないだろ」と思い、特にどなたとも会話はしませんでした。
さっさと帰ったガイダンスから数日後
それから数日が経ち、迎えた入学式。慣れないネクタイを締め、スーツに袖を通した私は緊張を隠せないまま大学に着きました。会場に入り、着席するまではガイダンスの時と同じくソロプレイでした。
式が始まり、迎えた校歌斉唱。歌詞もろくに知らないまま歌わされるわけですが、私の大学では斉唱時に隣の人と肩を組みます。私は両隣の人と肩を組んだわけですが、左隣にいた男子生徒がなかなかナイスガイで、その彼が大学入学後はじめて喋った生徒になりました。しかもその彼は付属校の出身ということで、式が終わった後は彼の付属校時代の友人3人とともに、荒れ狂う新歓ムードと化した大学構内を歩いていきました。
そこで知り合った友人と共にとあるサークルの新歓コンパ(実際は食事だけ平らげてさっさと帰るのが目的)や学部の歓迎会も行ったりと、最初の最初だけはそれなりに大学生活を送っていたのです。その後、大学でのクラスが始まり徐々に彼らとの距離は離れていきましたが、それでも2か月間くらいは連絡を取っていた記憶があります。
彼らには今でも感謝しています。
現在では大学で会うこともなくなってしまいましたが、それでも当時親切にしてくれた彼らには今でも感謝しています。何より彼らは付属校出身でしたので、大学生活に関しても、何も知らない私に色々教えてくれました。
運よく入学式で隣にいたのが付属校出身の生徒で、かつ彼が気さくな性格の持ち主だったので、私は彼らのおかげで安定した大学生活のスタートを切ることができました。もしかすると、私はこの瞬間に大学生活での運を使い果たしてしまったかもしれません(笑)この後、私は自らの手で大学生活をスタートすることになるのでした。