大学ぼっちでもソロ充がしたい

大学ぼっちは選択科目の一つだと思います。自身の大学ぼっち生活で得た経験をもとに、大学ぼっち流の”処世術”をお伝えしていきます。

【大学】編入学を検討していた頃のお話

~編入学制度とは~

多くの大学では、主に3年次に”編入学”制度を設けています。編入学制度の概要としては、大学2年までの間に別の大学で一定量の単位を取得した学生を対象に、専門性の高い試験を課したうえで、その学生を3年次から大学に入学させる、といったものです。基本的に編入学試験の募集人数は極少数であるため、「狭き門」として認知されています。

 

編入学制度のメリットとしては、現状でご自身が通っている大学での勉強をおざなりにせずに済むこと、また編入学後も、前に通っていた大学での単位が取得単位として認定されること(制限付きですが)、そして何より、浪人と異なり空白期間を作らずに済むことが挙げられるでしょうか。ただし、狭き門が故に成功率は決して高くないのもまた現状です。

 

私自身の経験として

かくいう私自身も、この”編入学制度”を利用して他大学に編入しようかと検討していた経験がございます。それは、今の大学に通う意義がまったく感じられず、他の環境で異なる学問を専攻したい、と考えていた大学1年の秋くらいのことでした。とりあえず、編入学試験を設けている大学一覧、及び編入学の方法についてをひたすら検索していました。そして実際に、大学1年が終わったころには受験する大学までをも決めていました。

 

両親からも許可を得て、実際に編入試験の対策に入ろうとした矢先、私は今の大学の「副専攻」制度について認知しました。これについて詳しく調べてみると、どうやら学部外で私が興味の持っていた分野について勉強ができる環境があり、さらに単位までも取得することができるということを知り、私は編入試験を断念して、代わりにこの「副専攻」を頑張っていこうと決断したのです。

 

当時の私としては、大学自体に対する不満はなく、所属する学部に対して不満がありました。私が想像していた学問分野が実際にはほとんど学習できないことを入学後に実感していたためです。ですので、学部外でその学問に取り組むことができる環境がある、と知ったときは正直驚きました。また、大学に対してはさほど嫌悪感はなかったため、「いち早くこの大学を脱け出したい!」といった具合の感情はあまりなかったことから、大学に残留することに対してはさほど抵抗はなかったのです。

 

しかしながら、もし「副専攻」システムがなかったとしたら、今現在この大学に残留していたかは疑問が残ります。少なくとも、編入試験は受けていたのではないでしょうか、と私は考えます。大学入学前に受信できる情報量には限界があるため、どうしても入学後に理想との乖離を感じることはあるでしょう。多少の乖離ならまだしも、大幅に自分が考えていたものと異なっていた場合は、うんざりしてしまうのも無理はありません。そういった場合は、編入学制度を利用して、新しい環境下で自分の興味がある学問分野に専念する、という選択肢もおおいにアリだと思います。

 

僅かながらアドバイス

編入学を断念した小心者の私からできるアドバイスとしては、「早めの準備」に越したことはない、ということでしょうか…。編入自体は大学2年が終了してからですが、編入学試験自体は、早いところではその半年前から始めているところもあります。更にそれ以前に必要書類等を準備することになるため、やはり早め早めの準備が求められることは否めないでしょう。

 

現状通っている大学の授業を無難にこなしつつ、いずれ新しい環境でご自身が触れたい学問分野を吟味したうえで、受験先を見つけることが編入学への第一歩だと思いますので(諦めたヤツが何を言うかって感じですね)、今現在編入学を検討されている方は、ぜひとも自分の本心と相談して今後の事を考えてみてください。応援しています。