大学ぼっちでもソロ充がしたい

大学ぼっちは選択科目の一つだと思います。自身の大学ぼっち生活で得た経験をもとに、大学ぼっち流の”処世術”をお伝えしていきます。

【一人旅シリーズ】東北旅行!~人生初の岩手・秋田へ~

大学に入って以降初の東北地方へ

10月末の週末を利用して、小学生の時以来の東北地方に行ってきました。その当時は仙台・松島辺りを旅行し、あおば通の並木と松島の海岸がとても綺麗だったことを記憶しています。また、当時は宮城県が旅行した中で最北の地でしたので、今回初めて岩手県秋田県を訪問することになります。

 

金曜日の大学の講義を終えた後、久々となる東北新幹線に乗って岩手県北上駅へと向かいました。北上ではシンプルに一泊するだけの目的でしたが、ホテルが北上川のすぐ側で、その景色も楽しみにしていたところでしたが、さすがに夜は真っ暗で何も見えませんでした。

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土曜日の朝、ホテルチェックアウト後

翌朝、ひとまず北上駅のロッカーに荷物を預けた私は、東北本線に乗って平泉へと向かいました。平泉といえば金色に輝く金色堂がシンボルの中尊寺が有名なように、平安時代奥州藤原氏が繁栄を築いた地になります。私が中学の頃初めて奥州藤原氏の存在を知った時、都(京)からずっと離れた奥州の地で都さながらの繁栄を築いた藤原氏にかっこよさを覚え、当時の中二病心がくすぶられていました。それ以来、いつの日か奥州の地を訪れて中尊寺毛越寺に行ってみたいと考えていましたので、今回の旅行でその夢が果たされることになりました。

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2011年に平泉周辺が世界遺産に登録されたこともあってからか、あいにくの雨にもかかわらず多くの観光客が中尊寺に訪れていました。駐車場横の坂を上り、本堂を参拝し、さらに奥に進んだところで資料館と金色堂の入館ペアチケットを購入し、それら二か所を堪能してきました。両者とも内部では撮影NGですので、ご注意ください。

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金色堂を含む装飾物の豪華絢爛ぶりにも感嘆しましたが、それ以上に私が感じたのは平泉という土地の広大さでした。中尊寺に限らず、毛越寺や高舘も含め広大な敷地のもとかつての藤原氏が繁栄を築いていたと考えると、そのすごさが改めて実感できました。

 

北上にもどった後、北上線で横手へ

JR平泉駅に戻った私は、駅前で昼食を済ませた後再度東北本線で北上へと向かい、預けていた荷物を取りに戻りました。ちなみに、平泉駅には改札にICカードの読み取り機がございますが、下り(花巻・盛岡)方面ではICカード利用できませんので(2018年10月時点)くれぐれもご注意ください。

 

北上駅からは北上線を利用して秋田県横手に向かいました。車窓の田園風景を眺めながら快速電車に揺られること1時間余り、横手に到着しました。横手では2時間ほど時間をつぶす必要がございましたので、駅から横手城まで市内を散策しつつ向かいました。お城の天守がある裏側の場所にはダムと自然が広がっており、周りに人もいませんでしたので気分転換に叫びたいという衝動に駆られましたが、やめました(笑)路肩に「クマ出没注意」と書かれた看板を見たときは慄きましたね。地元では「ハチ注意」はよく見ましたが「クマ注意」は初見でした。

 

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横手で時間をつぶし、鈍行で秋田へ

そんなこんなで時間をつぶした私は、奥羽線に乗って秋田駅へと向かいました。市内に住む中学時代の友人のアパートに泊めてもらう約束をしていたのです。夕方に横手を出て鈍行列車に揺られること1時間余り、秋田駅に着きました。写真は駅構内に飾られていたなまはげ氏。

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駅の中央改札口で待ってくれていた友人と再会し、私たちは県の郷土料理である「きりたんぽ鍋」比内地鶏を堪能しました。写真を撮り忘れてしまったのが悔やまれる……。

 

レストラン街の一角にあるお店に入ったのですが、たまたま隣の席に座っていた男子大学生らしき2人組も、我々と同じく県外から来た人とそれを迎えた地元の学生、といった感じでシンパシーを覚えました。

 

友人宅で一泊、翌朝は悔やまれる雨

食事を済ませた後、友人の大学生活の話を聞かせてもらいながら友人宅へと向かいました。彼の住むアパート近くのスーパーに寄った際には、学部の同級生に遭遇したらしく一言二言交わしていました。大学生活の話を聞いたりしてても「大学生やってんなぁ」といった感じで、羨ましくもなりました。ちなみに私は大学生活に関して「平和にやってるよ」とだけ話しました(笑)それ以外にあまりないですからね……。

 

私がちょうど彼のもとを伺ったときにもいろいろ忙しいイベントを消化した直後だったようで(泊めてくれてありがとう)、また私自身も長時間の移動でかなり疲労があったため、夜は早めに就寝しました。翌朝、普段より寒い感覚に目が覚め、ふと外に目をやると小雨が降っていました。その後も雨が止んだり強くなったりの繰り返しで、天気の移り変わりの早さに少々驚きを感じました。

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目的地を変更し、仙台へ

当初は角館、田沢湖辺りをウロチョロする計画を立てていたのですが、天候がさえないことからそれらの場所を断念して目的地を「仙台」へと変更しました。太平洋側は天気も良さげなようで、また私自身も小学生の頃以来久しく仙台には行く機会がありませんでしたので、その際に終バスを逃して見ることが叶わなかった伊達政宗像」を一目見ようと決めました。

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秋田駅からこまちに乗車し、盛岡を過ぎた辺りからは雲も切れて青空が見えてきました。実は盛岡で乗り換えて「遠野物語」で有名な遠野に行こうかな、とも考えたのですがそれはまたの機会にしました。田沢湖なども含めて来年は行ってみたいですね…!それまでに遠野物語も一読しないといけませんね。

 

お昼前に仙台に到着。私にとって11年ぶり2度目の杜の都です。最初は駅に着いたタイミングでお昼ご飯を食べようとも考えましたが、人も多く何よりお昼時でしたので、先に仙台城跡へと向かいました。朝方雨が降っていた秋田とは打って変わって仙台は晴れており、適度に風もあり心地よかったので私はあおば通の散歩も兼ねて徒歩で城跡へと向かいました。

 

割と遠かったゾ!

駅を出てひたすら西の方へと歩を進めました(もののけ姫かな?)地図を見る限り「2キロちょい」といった具合でしたので30分もあれば行けるかなと高を括っていましたが、城跡周辺は坂が続き思ってより足が疲れましたね(笑)

 

その代わりといってはアレですが、道中の散歩はとても心地よかったです。紅葉一歩手前の並木道を抜け、川を越えて坂道を登り切った先に、目的の男はいました。

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 11年越しにやっと出会えたマサムネさんです。お目見えしたときは感無量でしたね。政宗像周辺では地元の方々が踊りを披露されていました(すずめ踊りだったかな?)、観光客の皆さんも(私も含め)楽しそうにご覧になっていましたね。また、さすがに高台に登っただけあって城跡からの景色も良かったです。仙台市内を一望できました、かつての政宗はどのような景色を見ていたのでしょうか。

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その後は市内の各所を巡り、帰路へ

目的の政宗への謁見を達成した私は、その後地下鉄に乗って市内各所を巡りました。ちょっと足を伸ばして松島にも行こうかな、と一度は考えましたが、これ以上移動が伸びるのはしんどいなぁということで仙台駅からほど近い場所を幾つか巡ることにしました。

 

一通り巡り満足した頃には日も傾きかけていました。日曜の夕方ということもあり新幹線の指定席は満席尽くめでしたので、帰りはやまびこに乗ってのんびりと戻りました。夕焼けの白石蔵王駅周辺が綺麗で心が温まりましたね。家に着いた頃には移動続きともあってさすがにヘロヘロでしたが、素晴らしい3日間を過ごせたと思えば、そんな疲れも忘れることができました。

 

また行きたい…!

大学を卒業する前に、もう一度東北に行きたいですね。次回は是非今回巡ることができなかった各所に行ってみたいと思います。今回の旅行でお世話になった方々に感謝申し上げます。