大学ぼっちでもソロ充がしたい

大学ぼっちは選択科目の一つだと思います。自身の大学ぼっち生活で得た経験をもとに、大学ぼっち流の”処世術”をお伝えしていきます。

大学ぼっちと成人式

1月の第2月曜日は”成人の日”

20歳になった人たちにとってある種キーポイントとなるイベントが成人式です。皆さんが「成人式」と聞いて思い浮かぶイメージは様々だと思います。

 

成人式についての疑問のひとつとして、「出席すべきか否か」というものが挙げられるでしょう。特に地元を離れて生活している人にとっては、「わざわざ式のためだけに実家に戻るのは面倒くさい」と考える場合もあると思います。また、それ以外にも「当時の同級生に会いたくない」とか「行くだけ無駄」という消極的な理由から成人式を忌避する人もいらっしゃいますよね。

 

そこで今回は、昨年成人を迎えた私が、式についてどう捉えていたか、また実際に式に出てみてどう思ったか、回顧録程度にお話したいと思います。

 

最初は出席する気が起きなかった

先ほどもちらっと申し上げましたが、結果として私は式に出席しました。ですが、式を迎える直前までは正直、「欠席しよう」と考えていたのです。それは単純に、「大した思い入れもない同級生たちに会うのも億劫だし、行ってもしょうがないよなぁ」という思いからよるものです。

 

私の小学校生活は、至って平凡なものでした。久々に会いたい友人もそこまでいませんでしたし、数少ない”友人”と呼べる間柄の人たちとは今でも連絡を取って会うこともあるので、何も成人式で会う必要はないだろう、と考えていました。中学についても同様です。

 

家族に関しても、出席を強要することはありませんでした。ただ、心の中ではどう思っていたのか、それについてはやや疑問は残りますね。

 

徐々に気持ちの変化が

しかしながら、いざ成人式の出欠票が郵送されてくると、その思いが少しずつ変化していきました。なぜそのような気持ちになったかは不明ですが、どことなく「欠席することで同級生から逃げることになるのではないか?」という思いに駆られました。

 

今考えてみても、それは正しくはないと思います。別に成人式を欠席したからって、それが”逃げ”となることはないでしょう。が、何故か当時の私は、それが気に食わなくて意地になって「出席」に〇を付けました。

 

再三申し上げますが、欠席=”逃げ”ではありません。むしろ出席して嫌な人に会うくらいなら、例え”逃げ”だとしても欠席した方がいいと思います。これはあくまで、当時の私が躍起になっていたことによる思考展開です。

 

結局迎えた成人式当日

私の地元では、市町村単位より細分化されたエリアで式が催されます。すなわち、人数自体は少ない分、周りには知り合いが多くなる、ということになります。

 

実際に会場に来てみると、「こんな顔のヤツいたっけ?」という思いに何度もなりました。つまり、あんまり覚えていない同級生が何人もいたりして、「よぉ久しぶり」以前の問題に直面することになりました(笑)結局、卒業後も連絡を取り合っている人同士で固まることになり、式に対する緊張は拍子抜けとなりました。

 

出席してよかったこと

ただ、良かったこともありました。私立中学に進んだ人との再会です。私は地元の公立中学に進学したのですが、小学校の頃仲良くしていた少ない友人の中には私立中学に進んだ同級生もいて、かといってその後連絡を取っていたわけでもなく、この成人式が本当に久しぶりの再会の場となりました。

 

「Naganoか?」とその子から声を掛けてきてくれて、それからしばらくお互いの中学・高校の頃の話をしましたね。公立中学に進んだ私とは異なり、その子にとって小学校の頃の同級生と遭遇するのは本当に久しぶりのことですので、きっと私以上に緊張していたはずですが、それでもこうして話すことができたのは非常に嬉しかったです。

 

最初は悪いイメージが先行してしまうけど

私も式に出席するまでは、「かつてのやんちゃ坊主に絡まれないかなぁ」とか「浮かないかなぁ」というように悪いイメージばかり抱いていましたが、そのせいで、式が久々に私立進学組と会う機会でもあるということを忘れかけていました。事前に抱いていた懸念はそこまで現実のものになることはなく、結果としては出席してよかったかな、という思いになりました。

 

成人式については、人それぞれ置かれている環境は異なりますので、出席した方がいい、といったような確定事項は存在しません。特に出席したくないなぁ、と考えている人にとっては、「出ろ」と言われることが苦痛な場合も多いでしょう。従順に出る必要はないと思います。

 

しかしながら、先の私のように、悪いイメージばかりが先行して起こり得る良い出来事をついつい見逃している、ということはあるかもしれません。一度先入観を取っ払ってみて、客観的に式のことをイメージして、それからじっくり出欠を検討してみるのも悪くはないかな、ということだけお伝えして今回はおしまいにしようと思います。

 

最後までご覧になって頂き、ありがとうございました!